【多くの人が勘違い!】正しいダイエットのゴールとは?

ダイエット

こんにちは。夜帷(よとばり)です。

今回は、ダイエットに挑戦する際必ず設定する目標について、
2,3kg程度のダイエットに挑戦しようとされている人というよりも、
中長期的に10kg↑のダイエットに挑戦しようと考えている方に向けて

多くの方が勘違いしているであろう最終目標(ゴール)

について、良く耳にする誤った風潮を例に出してお話したいと思います。

私自身も、現在もダイエット中ですが、
これまで、1.5年で約25kgのダイエットに成功しています。

私は過去3度に渡ってダイエットに挑戦し多くの失敗を経験しました。

それらの経験談そしてダイエット初心者が必要になるアイテム、
を下記記事にしておりますので、興味がある方は一読下さい!

「痩せること」がダイエットのゴールというのは間違い!

結論から言うと、ダイエットのゴールは、

「痩せること」ではありません!!!

一般的に、

「痩せること」=「体重を減らすこと」

と認識されがちですが、
もし、ダイエットのゴールが体重を落とすことであれば、
人間というのは、断食をすれば勝手に体重は落ちていくものなので、
「痩せること」=「体重を減らすこと」=「断食すること」
となります。

しかし、ダイエットを行う上で断食をすることは、
多くの方が「それは間違っている」と断言するはずです。

つまり、ダイエットをする上で、
健康を害してまで体重を減らすことは間違いである
ということになります。

しかし、実際にダイエットを始めた方が何を行ったかを見てみると、
ある食べ物だけを食べて痩せようとしたり、1日1食だけにして痩せようとしたり、
極端な食事制限を行うことが多いのが現状です。

つまり、多くの方は、
自分達がダメだと思っている方法でダイエットを行っていること
に気付いていないのです。

一体なぜそのような認識の齟齬が生まれるのでしょうか?

ダイエットに関する誤った風潮4選

ダイエットは、老若男女問わず行われていることから、
「こうやったら成功する!」といった情報が世の中に溢れています。

しかし、それらの情報は、
SNSなどの発展によって十分な検証がなされないまま広がっていくことが多く、
結果として、
誤った情報が正しい情報として認識される
ということを引き起こしています。

特にダイエットに関する内容は、個人にとって切実な悩みであることが多く、
その他の情報に比べて誤情報の数が多くなっています。

体重が減ると引き締まった身体になる

「体重が減る=ダイエット」という考え方ですが、
仮に、体重が減った自分を想像した時、
男性であれ女性であれ「引き締まった身体」を想像するのではないでしょうか?

しかし、実際のところ、
ただ体重が減っただけでは引き締まった身体には絶対になりません。

その理由として、人間の体は水分を除くと、
骨・脂肪・筋肉・臓器などによって構成されていますが、
体重が減った時というのは、主に脂肪と筋肉が減少することを意味します。
(水分の影響も大きいのですが、ここでは水分量が一定として考えます)

しかし、脂肪と筋肉には3つの決定的な違いがあります。

比重

比重というのは、
ある物質の体積あたりの密度=質量と同体積となる物質の密度=質量の比
を意味します。

ここで、3辺がそれぞれ10cmの立方体を考え、
その中に、筋肉と脂肪が入っていることを想像してみると、下図のようになります。

出典:かんたん、わかる!プロテインの教科書

見た目が同じでも、重さは筋肉 > 脂肪となります。

体積(見た目の大きさ)

次に、重さが1kgの筋肉と脂肪の体積(サイズ)を想像してみると、下図のようになります。

出典:かんたん、わかる!プロテインの教科書

同じ重さでも、その見た目の大きさは脂肪 > 筋肉となります。

減るタイミング

筋肉と脂肪は、全く別の組織であるため、
体重が落ちた分だけ平等に筋肉と脂肪が減るということはあり得ません。

それぞれが減るタイミングは、

筋肉:運動不足や筋肉に必要な栄養が不足した時
脂肪:運動中にエネルギーとして消費された時

となります。

つまり、体重が落ちる過程によってどの程度の比率で減るのかが決まる、ということです。

これらのことから、
「体重が減る」=「引き締まった身体になる」
というのは言葉足らずということが分かります。

正しくは、
「適切な栄養を摂取し運動をした結果体重が減る」=「引き締まった身体になる」
となるわけです。

つまり、ダイエットには運動が必要不可欠である、ということですね。

筋肉が脂肪に変わる

学生の頃に部活などで運動をしていたけどその後運動をせずに太ってしまった方が、
筋肉が脂肪に変わった」と言う言葉を良く耳にします。

しかし、そもそも筋肉と脂肪は別の組織(別物)であるため、
筋肉が脂肪にそして脂肪が筋肉に置き換わることは決してありません。
(それぞれの構成物質は、筋肉:タンパク質、脂肪:脂質)

「体重が落ちると引き締まった身体になる」という章で述べたように、
筋肉と脂肪は増えるタイミングも落ちるタイミングも異なることから、
「筋肉が脂肪に変わった」のではなく「筋肉が落ちて脂肪が増えた
ことに他ならないのです。

なぜこういうことが広まっているのか?ですが、
例えば腕や足について考えると、表面から、脂肪 → 筋肉 → 骨
という順番になっています。

つまり、運動不足で太ってしまった場合、見た目で脂肪が厚くなったと感じてしまうのですが、
筋肉と脂肪は、
同じ体積当たりなら重いのは筋肉
同じ重さ当たりなら体積(見た目の大きさ)が大きいのは脂肪
という特徴があるため、それぞれの落ちたり増えたりするタイミングも考慮すると、
落ちた筋肉の重さだけ脂肪が増え、それによって体積が増えた(見た目が大きくなった)
ということになります。

筋肉と脂肪に関する認識不足がこのような間違った風潮を生みだしてしまっているのです。

〇〇だけすれば痩せる!

最近のフィットネースブームにおいて、
1日数分しか使わない簡単なエクササイズをするだけで〇〇kg痩せる!
ある食べ物だけを取り入れるだけで〇〇kg痩せる!
といった情報が多くなっています。
(〇〇の中は数kg~10数kgなど様々ですが、2・3kgというのは少ない印象)

確かに、運動を全くしない状態であれば何かのエクササイズを取り入れることで、
痩せる可能性はありますし、食生活が壊滅的な状態であれば、
例えば腸内環境を整える食べ物を摂取することで痩せる可能性はあるとは思います。

しかし、それらの情報を取り入れる多くの方は、
既に多少なりともダイエットを行っている人、
もしくは、ダイエットではなくても健康に気を遣っている人、
だと思いますので、体重を減らしたい方にとっては、
実際のところあまり効果が無いことがほとんどです。

そもそも、脂肪1kgを落とすためには約7200kcalを消費する必要があります。

そのため、簡単なエクササイズを1日数分した程度では、
消費されるカロリーなどたかが知れているため、
脂肪1kgを落とすのに莫大な日数がかかってしまいます。

食べ物については、脂肪を落とすというよりも、
便秘解消やむくみ解消、つまり排泄物や水分が体重を減らす主な要因となるため、
中長期的に見れば健康には良いことがありますが、
ダイエット目的として考えると、クリティカルな効果が得られないことが多いです。

したがって、10kg程度痩せようとした場合、
十年以上続けても達成したい人、身体自体には変化がないけど体重を減らしたい人、
にとっては有益な情報かも知れませんが、
ダイエットとして考えた場合には最適でないことは明らかです。

〇〇だけをするのではなく、
正しいダイエットを行っている中でのプラスアルファ程度として捉える
ことが利口だと思います。

ダイエットには近道は無い、ということですね。

ダイエットには歩くのが一番良い

運動には、有酸素運動無酸素運動、という2種類があります。

有酸素運動軽~中程度の負荷を継続的にかける運動
 例)ウォーキング、ジョギング、サイクリングそして水泳など。
無酸素運動短時間に大きな力を発揮する強度の高い運動
 例)筋肉トレーニング、ウェイトリフティングや投てきなど。

ダイエットを行う際、特にアドバイスをする側として良く聞く言葉で、
歩けば良いんじゃない?」というのがあります。

確かに、全く運動していない人が歩くことによってその分だけ消費カロリーが増え、
体重が落ちるというのは理にかなっていますが、
実際のところ、ウォーキングで消費されるカロリーというのは、
体重60kgの人で1時間当たり約220kcal、つまりご飯1杯分程度しかありません。

脂肪1kgを落とすためには約7200kcalを消費する必要があることから、
単純計算でも、体重1kg落とすのに約1ヶ月かかることになります。

1ヶ月に1kg減るのであれば十分じゃないか?
と思われるかも知れませんが、実際はそう単純ではありません。

その主な理由は、
時間を確保する難しさ
筋肉が落ちる
という2点があります。

時間を確保する難しさ

1日の中で1時間を捻出するというのはとても大変なことで、
特に社会人であれば尚更難しい問題となります。

1時間歩く際には必ずその準備(着替え・予備運動)が必要になることから、
実際必要となる時間は、1.5時間程度になるはずです。

そこで更に問題となるのは、天候です。

雨や雪の日などは、風邪を引いたり転んだり、
35℃を超える日は熱中症、真冬はそもそも寒すぎる、
などというリスクがあります。

したがって、1年中季節天候関係無く歩く時間を確保するのはとても困難となります。

筋肉が落ちる

あまり知られてはいませんが、
実は、有酸素運動を過度にやると筋肉が落ちる、という事実があります。

今回詳細は省きますが、一例として、
有酸素運動スポーツであるマラソンランナーを考えてみると、
あれだけ早く走っているのにも関わらず、
引き締まった身体というよりは痩せ細った身体、という印象が強いと思います。

つまり、
有酸素運動だけでは体重が落ちる一方で筋肉も同時に削れていく
となるのです。

引き締まった身体を手に入れたいためにダイエットを始める方にとっては、
体重が減ったとしても本末転倒となることは明らかです。

これらのことから、歩くこと(有酸素運動)は、
見た目を気にせず体重だけを減らすのであれば有効
ですが、ダイエット目的として最適ではないことがわかります。

※上記は屋外での有酸素運動を想定していますが、
 屋内に設備がある場合は、それらのリスクは無くなります。
 ↓記事にて、屋内で有酸素運動と無酸素運動の両方を行うことができるバイク
 をご紹介しているので、興味がある方は一読下さい!

正しいダイエットのゴール

これまでのお話より、

運動が必要不可欠である
筋肉が脂肪に置き換わることは絶対にない
ダイエットには近道はない
有酸素運動は見た目を気にせず体重だけを減らすことに対しては有効である

ことがわかりました。

つまり、正しいダイエットのゴールとは、決して体重だけを減らすことを意味せず、

継続的に努力して健康的に引き締まった身体を手に入れること

となります。

まとめ

今回は、多くの方が勘違いしているダイエットに対する認識について、
間違った風潮4選を例に出して正しいダイエットのゴールとはなにか?
についてお話しました。

現在、私もダイエットを継続中ではありますが、
具体的な方法論は抜きにして最も大切だと感じたことは、
正しい情報を手に入れることだと考えています。

ただ、世の中には正しい情報もありますが間違った情報が数多く存在しており、
私自身も色々な試行錯誤をして良い結果を得ることが出来ました。

しかし、試行錯誤をするということはそれだけ時間も労力も必要となるため、
最初から正しい情報を得て正しいやり方を行うことが最も良い理想形です。

これからダイエットを始めよう、既にダイエットに挑戦されている方については、
今回の記事がダイエット成功のご参考となれればと考えています。

最後に、これまでに行った私のダイエット経験談とダイエット初心者が必要になるアイテム
を下記記事にしておりますので、興味がある方は一読下さい!

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