【資格】なぜ資格を取得するのか?

資格

こんにちは。夜帷(よとばり)です。

近年、資格を取得する人が増えていることは御存知だと思いますが、

そもそも何で資格を取るの?」と聞かれると、その理由は様々だと思います。

今回は、「資格を取得する理由」、について自分なりの解釈をお話しようと思います。

そもそも資格ってどういうもの?

そもそも「資格」というのは、

あることを行うのに必要またはふさわしい地位や立場のこと。
あることを行うために必要とされる条件。

と定義されています。

つまり、資格を持つことによって、

他の人には出来ないことが出来るようになったり、それに相応しい労働対価を得ることが出来る

ということです。

世の中には、

ある仕事に憧れて、あるいはお金をいっぱい稼ぎたくてそういった仕事をしたい!

といくら頭の中で考えていたとしても、

資格を取得しないとそもそも仕事に就けない!

といった数多くのカテゴリが存在します。

資格を取ると何ができるの?

多くの方々にとって、資格という言葉を聞いて真っ先に浮かべるものとしては、

医師免許
弁護士免許

が挙げられます。

どちらも、医師弁護士という職業に就くために必要な資格ですが、

その資格を取ることなくそういった業務を行うことは出来ません。

特に上記2つの資格は、大学や専門学校などに入学したとしても、

資格試験に合格しなければならない、という2重にも3重にも高いハードルがあり、

資格って難しいものなんだ」、と一般的には考えられています。

しかし、

世の中にある全ての資格は取得することが困難なのか?

と問われた場合、

その答えは、「No!」、となります。

以下の章で、分かりやすくご説明します。

資格の種類

資格の種類には、大きく2つに分けると、

資格内容を表すもの
資格取得後に出来ることを表すもの

にカテゴライズされます。

資格内容を表すもの」については、

ITパスポート」や「基本情報技術者試験(FE)」といったIT系や、

日商簿記検定」や「機械設計技術者試験」などの会計や工学など、

理系・文系を大枠として、SE・経理・設計などの業務内容を意味します。

これらの特徴としては、

その業務を遂行するために必須条件となるものではない

ということが挙げられます。

一方、「資格取得後に出来ることを表すもの」については、

先ほど述べたように、「医師免許」、「弁護士免許」を始めとして、

行政書士」や「電気工事士」など、

その資格を持たなければそもそも業務を遂行出来ない

という特徴があります。

特に、「資格取得後に出来ることを表すもの」については、

医師免許」、「弁護士免許」、「行政書士」や「電気工事士」のように、

業務独占資格】と呼ばれる、違反すると法律違反となるものから、

保育士」や「社会福祉士」のように、資格を持っていなくても業務自体は出来るものの、

資格を持っていると、その肩書きを名乗ることが出来る【名称独占資格】や、

衛生管理者」や「登録販売者」など、

ある事業を行う際に必ず特定の資格保持者を置かなければならない【必置資格】、

といった分類がなされます。

このように、ひとえに「資格の種類」と言っても様々な分類が出来る上に、

現在では、数えきれないほど沢山の資格が存在しています。

今を生きる私達にとっての資格とは?

それでは、今を生きている私達にとって資格とはどのような意味を持つのでしょうか?

恐らく、明確な答えを持っている方は少ないと思います。

というよりも、あまりに多くの意味があるため絞れない、が正しいかも知れません。

いくつか例を挙げると、

就職(転職)活動で優位になりたい
収入を上げたい
社会的地位が欲しい
単純に興味がある
なりたい仕事で必要
業務の理解を深めたい
会社から取得を命じられた

などなど、能動的・受動的であれ様々な理由があると思います。

これらの理由は、資格を取得する当人目線での意見ですが、

なぜこういった意見が生まれるのか?ということを考えると、

私達の周りの環境が非常に影響していると思います。

能動的な理由については、当人の向上意識による部分が大きいため割愛しますが、

資格取得においては、受動的な理由が主となるのが当然だと考えています。

昨今、日本では少子化が叫ばれ始めて久しくない状況が続いていて、

これは、労働人口の減少、という極めて大きな問題を引き起こしました。

私自身、経済学には明るくないのですが、

働く人が減ることによって経済活動が収縮することはよく理解できます。

とはいえ、現在でも仕事自体の総数が減ったわけではないため、

結果として、

仕事をして欲しい側(会社など)のニーズが過多になっている

のが現状です。

したがって、いわゆる「売り手市場」となっていることから、

以前と比較して、自分がなりたいもの(入社したい会社に入れる、やりたい仕事が出来る)、になれる可能性が高くなっているのです。

そうした中でも、他者との競争は存在します。

受動的な理由の多くは、競争社会を勝つため、というのが本質であり、

これが社会生活を営む私達にとって資格を取得する主な理由となる、ということです。

資格を取得することのデメリット

現在、資格を取得することはかなり一般的になっています。

資格を取得することのメリットは、前章までで明らかにすることが出来ました。

それでは、デメリットはどんなものがあるでしょうか?

恐らく、多くの方々にとって最大のデメリットは、

資格を取得する時間を確保すること

これに尽きると思います。

例えば、ITに関する資格で「ITパスポート」という資格があります。

これは、現代社会においてITが必要不可欠な存在になっているため、

ITを利活用する全ての人々が備えておくべき基礎的な知識の証明となるものですが、

合格率は約50%と他資格と比較しても高いものになっています。

しかしながら、IT系の資格ということで情報系を専門としていない人にとっては、

きちんと勉強しないと合格することは難しく、

合格目安としての勉強時間は、およそ100~180時間とされています。

このスケールは、資格勉強としては少ない部類となるのですが、

1日2時間の勉強を3ヶ月程度行うことに相当します。

一般的な社会人にとって、1日の中で2時間の勉強時間を確保することはかなり困難となるため、いかに勉強時間が生活の負担になるかは想像に容易いと思います。

※ITパスポートは通年試験(いつでも受検可能)であるため、合格率は高くなる傾向となります。

したがって、「ITパスポート」よりも難しい資格に挑戦する場合、

それ以上の時間を確保しなければならないため、

勉強時間の確保そして継続することが一番の難関、というのが現状です。

まとめ

ここまで、資格に関する概要をご紹介させて頂きましたが、

実際のところ、資格取得に関してはメリットの方が大きすぎると考えています。

競争社会に生きている私達にとって、

これまで自分を売り込む術は、実績と言葉しかありませんでした。

しかし、資格という肩書きがそこに加わることが出来れば、

何であれ自身にとって非常に強い味方となることは明白です。

私自身も転職を考えており、資格取得を目指していますが、

その理由が短期的であれ長期的であれ、勉強すること自体は正義だと思います。

ただ、デメリットの章でも紹介させて頂いたように、

資格取得には大きな壁が立ちはだかるため、

生活を破綻させない程度にバランスを考えて行動することが大切だと痛感しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました