【簡単に取れる!】社会人になったら取得したい資格11選

資格

こんにちは。夜帷(よとばり)です。

今回は、簡単に取れる資格の中で、
文系・理系問わず社会人になったらなるべく早く取得しておきたい資格を
IT系、財務・会計・経理系、統計系そしてマネジメント系と分けて「11」選
オススメの教材も合わせてご紹介したいと思います。

社会人になるまでに、
高校、高専そして大学などで一般教養から専門分野について学ぶと思いますが、
会社においては、他企業と競争するのが前提となるために、
特定の分野に特化した事業を行う企業が数多く存在します。

また、工業や商業といった基礎分野以外の、
生産管理品質管理などといった企業独特の知識が必要となる部署もあります。

そのため、ほとんどの場合、
学生時代に学んだことをそのまま使えない!
という場面に遭遇してしまいます。

このような場面に遭遇して不安を感じないために、
なるべく早く社会で必要とされる知識を身に着けることで、
自身のスキルアップそして他人との差別化(評価の優位)を図ることが出来ます。

そのような社会人になって必要となる知識を得るための最短方法が、
資格を取得することなのです。

このような方に向けて!

・資格取得に挑戦してみたいと考えている
・自分のスキルが通用するか不安を感じている
・自分の専門分野と異なる企業に就職することが決まった
・同期との競争で優位に立つための方法を探している

以下の記事にて、資格を取る意義についてお話しておりますので、
よろしければご一読下さい。

IT系

現代社会において、日常的にPC、タブレットそしてスマートフォンなどに接することから、
IT系の知識というのは必ず身に着けておかなければなりません。

最近では、DX(デジタルトランスフォーメンション)と呼ばれる、
AI、IoTそしてビッグデータなどのデジタル技術を用いて、
業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出、
ひいてはレガシーシステム(従来のシステム)の脱却や企業風土改革
を実現しようとする企業も増えています。

そうした中で、
日常生活を送るために必要な知識と社会人として必要な知識には明確な違いがあり、
時々刻々と変化しています。

そうした変化に対応するために、以下の資格を取得することをオススメします。

ITパスポート試験(IP)

ITパスポート試験(IP)」は、
ITを利活用する全ての社会人・これから社会人となる学生
が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

合格するためには、当然ながら、
セキュリティやネットワークに関する知識が必要となりますが、
ITを利活用するためには、ITの知識だけでは成り立たず、
経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)やプロジェクトマネジメント
といった幅広い知識が求められます。

IT系資格の入門としては、合格率も他資格と比較して低くなっており、
国家試験の中でも比較的合格しやすい資格、というメリットがあります。

通年試験となっており、自分が受けたいタイミングで受験できる手軽さも特徴です。

下記記事にて、私がITパスポート試験に合格したお話をしておりますので、
合わせてお読みください。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

情報セキュリティマネジメント試験(SG)」は、
情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通じて組織の情報セキュリティ確保に貢献し、様々な脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する国家試験です。

現在、「情報セキュリティをいかに確保するか」ということが、
組織にとって大きな経営課題となっており、
標的型攻撃や内部不正などの多種多様な脅威は、
ITによる対策(技術面の対策)」だけではなく、
適切な情報管理、業務フローの見直しそして組織内規程順守のための従業員の意識向上といった、「人による対策(管理面の対策)」についてもしっかりとした取組みが重要となります。

そのため、試験内容は、
情報セキュリティに関連する管理、対策そして法規はもちろんのこと、
経営管理、システム戦略やシステム企画といったストラテジ分野に関する知識も求められ、
ITパスポート試験(IT)よりも情報セキュリティに関する深い見識が求められます

情報セキュリティに特化した内容となるため、
合格率ほど簡単な資格ではありませんが、
情報セキュリティに関する業務をされる方を始めとして、
個人情報などを扱う方やよりITに関する知見を得たい方
にオススメの資格です。

注意

令和5年度より、通年試験として受験することが可能となることで、
これまでの試験とは試験時間や出題内容などが異なる可能性があります。

下記記事にて、私が情報セキュリティマネジメント試験に合格したお話をしておりますので、
合わせてお読みください。

DXパスポート試験(基礎レベル)

DXパスポート試験(基礎レベル)」は、
全日本情報学習振興協会が主催するDXの基礎について学ぶことが出来る民間資格です。

AI、IoT、ビッグデータやクラウドに関する知識から、
GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)を代表とする巨大企業が
世界を大きく変えている現状から、金融、小売りや製造の分野で
DXがどのように進行しているのかを実例を踏まえて学ぶことが出来ます。

試験は、年間4回(4月、7月、9月、12月)となっており、
オンライン受験も可能となっています。

企業でDXを推進するにあたっての基礎知識を得たい方や、
今のうちからDXに関する知見を得たい方にオススメの資格です。

より高い知識を得たいとお考えの方は、DXパスポート試験の上位資格とされている、
DXオフィサー試験」や「DX推進アドバイザー試験
に挑戦することをオススメします。

注意

オンライン受験の場合、ネット環境が整ったPCと外付けWebカメラが必要となります。
(PC内蔵カメラは不可)
令和5年4月以降の試験では、360度全周Webカメラのみ受験可能となりますが、
Webカメラのレンタルがコチラからできます。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」は、
ExcelやWordといったマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる民間資格です。

マイクロソフトオフィス製品は、日常生活でも多くの企業で使われています。

しかし、例えばショートカットキーを始めとして、全ての機能を扱える人は少なく、
理想よりも作業効率が下がっているという現状があります。

この資格を取得することで、
可能な限り作業効率が向上することはもちろんのこと、
上級レベル(エキスパート)」を取得すれば、
Wordであれば、スタイル機能、目次・索引作成などの長文機能
Excelであれば、ピボットテーブルやマクロの作成・編集
といったより高度な能力を身に着けることが可能です。

通年試験となっており、自分が受けたいタイミングで受験できる手軽さも特徴です。

業務でマイクロソフトオフィス製品を扱う方にオススメの資格です。

財務・会計・経理系

財務・会計・経理系のスキルは、商業高校や商業科などでは一般的ではありますが、
それ以外の分野においては、ほとんど触れることの無い分野となります。

当然ながら、企業においても、財務課、会計課や経理課といった専門課がありますが、
実は、その他の多くの分野で必要となるスキルなのです。

例えば、見積業務においては必ずお金に関する知識というのは必要になりますので、
一見すると財務・会計・経理系のスキルが必要にならないと思われる
設計や生産管理といった部署でも必須のスキルとなりますし、
管理職ともなれば、部全体のお金に関する資料作成などを行わなければならず、
必ず求められるスキルとなります。

このように、社会人になるとお金に関する業務が必ず存在するために、
財務・会計・経理系のスキルを取得することで得られるメリットは大きいと言えます。

日商簿記 原価計算初級

日商簿記」は、
日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する簿記技能を図る検定試験です。

試験区分には、
「原価計算初級」、「初級」、「3級」、「2級」、「1級」
と別れており、若番となるほど難易度が上昇します。

原価計算 初級」では、原価計算初学者向けの入門級と位置付けされており、
自社の製品・サービスの原価(コスト)と売上および利益を正確に把握することで、
生産性を「見える化」し生産性向上を図る上で必須となる知識・スキルを取得することが出来ます。

通年試験となっており、自分が受けたいタイミングで受験できる手軽さも特徴です。

原価計算は、経理、設計や生産管理を始めとして
多くの部署で日常業務として行われていることから、
全ての社会人にオススメの資格です。

日商簿記 初級

日商簿記 初級」では、簿記全般の初学者向けの入門級と位置付けされており、
簿記の基本原理および企業の日常業務における実践的な簿記の知識の習得に資する内容
を取得することが出来ます。

こちらも、日商簿記 原価計算初級と同様に、
日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する簿記技能を図る検定試験
となっており、
通年試験のため、自分が受けたいタイミングで受験できる手軽さも特徴です。

賃借対照表(B/L)損益計算書(P/L)を作成するために必要となる
仕訳総勘定元帳および試算表などの作成について学ぶことが出来るため、
会社のお金の流れをより深く学習することが出来ます。

企業に勤める社会人であれば、
お金の流れを把握することはとても重要となるため、
全ての社会人にオススメの資格です。

3級 ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」は、
厚生労働大臣より職業能力開発促進法第47条1項の規定に基づき、
指定試験機関の指定を受けて日本FPが実施する国家検定です。

memo

「国家検定」とは、技能検定とも呼ばれ、
働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する制度
と定義されています。
日本FP協会では、「FP技能士」と「AFP」「CFP」という3つの資格を受検することができ、
FP技能士:国家資格(資格の有効期限ナシ)
AFP、CFP:民間資格(資格の有効期限アリ)
となります。

3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」は、
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て経済的な側面から実現に導く方法である
ファンナルシャル・プランニング」を持って、
家計に係わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金そして年金制度
といった幅広い知識を備え、サポートする専門家の初学者として位置づけられています。

全ての社会人にも必要なスキルではありますが、
特に、金融(銀行・証券)、保険そして不動産
といった企業に勤められている方にオススメの資格です。

統計系

統計学とは、文系・理系双方のほとんどの学部で専門科目の基礎となる不可欠な要素です。

企業活動の中では、
データに基づいて経営戦略を定めたり、商品企画、生産管理そして新商品開発など、
多岐に渡る業務で統計学が活用されています。

近年、DXを始めとして、
AI、IoTそしてビッグデータなどのデジタル技術を用いることがありますが、
「どのような分析を行うのか?」という点は人間が決定する必要があり、
そこには統計学の知識が必須となります。

企業としては、
新入社員に学んできて欲しい数学分野のトップが統計学
という話もあるように、
社会人として統計学を学ぶことは極めて重要と言えます。

統計検定 3級

統計検定」は、
統計質保証推進協会が実施し、日本統計学会が公式に認定している、
統計に関する知識や活用力を評価する民間資格です。

試験区分には、
「4級」、「3級」、「2級」、「準1級」、「1級」
「統計調査士」、「専門統計調査士」
「DS基礎」、「DS発展」、「DSエキスパート」
と別れており、若番となるほど難易度が上昇します。

統計検定 3級」は、
高等学校の必履修科目である数学Ⅰの「データの分析」相当の統計内容の知識と、
実際にそれらを身近な問題解決に活かすことができる統計的問題解決力
を習得することが出来ます。

内容としては、高校数学(ⅠA、ⅡB) の知識が要求されており、
統計学を学ぶ初学者向けの試験と位置付けられています。

数学の知識も要求されますが、高校数学程度の内容となっているため、
数学に苦手意識のある方や文系の方であっても挑戦しやすい、
というメリットがあります。

通年試験となっており、自分が受けたいタイミングで受験できる手軽さも特徴です。

これから統計学を学ぼう、と考えられている方にオススメの資格です。

品質管理検定(QC検定)4級

品質管理検定(QC検定)」は、
品質管理に関する知識をどれくらい持っているか客観的に評価すること
を目的とした民間資格
です。

日本におけるモノづくりと言えば、品質第一という印象があると思いますが、
これは海外と比べて厳しい品質管理が行われた賜物であり、
特に製造業においては極めて重要な知識となります。

また、通常の学問分野では学ばない分野となるため、
現状、きちんと学問として修了している方が少なく、
他者との違いを生みやすいというメリットがあります。

品質管理検定(QC検定)4級」は、
QC検定の中で最も難易度が低い試験となっており、
品質管理に関する知識が無い初学者向けとして位置付けられています。

モノづくりにおいて、製品というのは、
必ず完成品が1つ出来上がるわけではなく、
ヒューマンエラーや機器の故障など多くの要因によってエラーが生じます。

そうしたエラーを多角的に分析し、原因を取り除いたり許容したりすることで、
経営利益へと還元することが品質管理業務の重要な役割になります。

したがって、本来はそうした分析において統計学の知識が要求されるのですが、
QC検定4級では、計算問題が除外されており、
数学に苦手意識のある方や文系の方であっても挑戦しやすい、
というメリットがあります。

加えて、品質管理の基礎として、
PDCAサイクルと呼ばれる考え方がありますが、
この考え方は多くの業務で共通したものとなっており、
社会人であれば取得しておきたい資格となっています。

マネジメント系

マネジメントと聞くと、
どうしても管理職というイメージが強いのですが、
社会人になると、あれよあれよという間に部下(後輩)が出来るものです。

また、部下というわけではないにしろ、
何かのプロジェクトでリーダーを任されることもあると思います。

そうした時に、チームとして適切なマネジメントを実行しないと、
結果(成果)を出すことが難しくなり、
マネジメント能力不足として自分の評価が下がる可能性があります。

したがって、いざマネジメントをする立場になってから行動するよりも、
マネジメントすることを前提として様々な能力を習得することが重要です。

また、人をマネジメントする以外にも、
自分自身をマネジメントすることも大切です。

近年、心の不調による休職や離職が増加していることが問題視されています。

当然、環境整備など本人以外のケアも十分に実施しなければなりませんが、
本人としても、自分を守る行動を行うことが大事になり、
きちんとした知識を習得することが求められています。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験 Ⅲ種

メンタルヘルス・マネジメント検定試験」は、
働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて
必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得することを証明する民間資格
です。

学習内容は、

・第一次予防(室病の未然防止と健康増進)を重視
・ラインおよび組織全体によるケアを促進
・人事労務管理・産業保健の観点を重視

という特徴があります。

試験区分は、
「Ⅲ種」、「Ⅱ種」、「Ⅰ種」と分かれていますが、
難易度で区別されているのではなく、

Ⅰ種:人事労務管理スタッフや経営幹部
Ⅱ種:管理監督者(管理職)
Ⅲ種:一般社員

に向けた内容となっています。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験 Ⅲ種」は、
組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進を目的として、
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、
自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる能力を習得出来ます。

現代社会に生きる全ての社会人が取得すべき資格であり、
可能であれば、Ⅲ種を取得した後にⅡ種への挑戦をオススメします。

ビジネス・キャリア検定 BASIC級

ビジネスキャリア検定」は、
主に事務系の会社員が仕事をするに当たって必要となる専門知識の習得と、
その能力を評価する民間資格
です。

試験区分は、

・人事、人材開発、労務管理
・経理、財務管理
・営業、マーケティング
・生産管理
・企業法務、総務
・ロジスティックス
・経営情報システム
・経営戦略

の8分野に分かれており、それぞれ、
「BASIC級」、「3級」、「2級」、「1級」
という難易度による等級があります。

BASIC級は、学生、就職希望者、内定者および新入社員向けとして位置付けられており、
携わる業務の一般性を学ぶには最適な資格となっています。

また、他資格と比較して試験区分が多いため、
自分が担当している(する予定の)仕事内容や将来的に転職や異動を実現したい、
と考えている部署の仕事にマッチした検定を選べるというメリット
があります。

まとめ

今回は、簡単に取れる資格の中で、
文系・理系問わず社会人になったらなるべく早く取得しておきたい資格として、

・ITパスポート試験(IP)
・情報セキュリティマネジメント試験(SG)
・DXパスポート試験
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
・日商簿記 原価計算初級
・日商簿記 初級
・3級 ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定
・統計検定 3級
・品質管理検定(QC検定)4級
・メンタルヘルス・マネジメント検定試験 Ⅲ種
・ビジネス・キャリア検定 BASIC級

以上、11個の資格についてご紹介させて頂きました。

いずれも、ある程度の勉強は必要となりますが、
比較的簡単に取れる資格を厳選しており、これらの資格を取得した後に、
上位資格などに挑戦すると更にご自身の見識が深まると思います。

最近では、企業が従業員に対して資格取得の有無を重視する傾向があることから、
今のうちに行動を起こすことはメリットしかありません。

これを機会に様々な資格に挑戦してはいかがでしょうか?

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